kotonoha_pcg@気ままに雑記

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万年筆を使うことによる恩恵といえば

 走り書きになるが,多分に万年筆を使えて良かったことはたくさんあったと思うけど,何よりの恩恵は,ペンの持ち方が少しずつ矯正出来てきたことだと思う.

特にメカニカルペンシルの類,いつもはクルトガハイグレードの0.3mmをHi-uniBかナノダイヤ2Bで使ってて,その持ち方が右手の小指側全てが紙面にベターっと付いてる持ち方だった.それが,なんとか小指の第一関節の辺りと手首の出っ張りとだけが触れるようになって,そしてその分だけ筆記時の疲労感が軽減されてきているように感じる.

そのおかげで,割と小テストとか学力考査時にも字のバランスとかが微妙に修正利くようになって,結構恩恵を感じているし,それによって万年筆筆記時でもほぼ正しい持ち方で滑るように筆記できている.まぁ,RBにはそっくりそのまま適用されるわけでは無いし,いい加減三菱鉛筆にはクルトガアドバンスのハイグレードモデルを,0.3mmで発売してもらいたいところはある.そうすれば,ギアの回転数の関係上,必需品になることは間違いなさそうに思う.

近況いろいろ

 さて、8月も3週が過ぎようとしている。いろいろ事情があって句読点を、。に設定しているので、いつもと違って読みづらいかもしれない。今回の記事は、また筆記具と紙についての話題で、もう頭打ちになるだろう、という話も含まれている。

ZOOM505

 1つ目は、名作といわれてるらしいZOOM505の30th記念版を買った、という話。漸く購入資金の目途が着いた、という背景もあるが、まぁそんなに良いものと評価されているなら買っても損は無いだろう、と考えて購入する。で、売り場には普通の、つまり30thではない赤とか青も置いてあったが、どうせならと30thを購入した。後から調べると、1万本くらいしか製造されてないらしいが、多分に3種合わせてではないだろう。

ローラーボールを購入したが、これがなかなか面白く、顔料インキで替えリフィルそのものにジャバラ機構が入ってるという、Vコーンを替えリフィル化したような感じのものだった。惜しむらくはその場で替えリフィルを買い忘れてきた、ということくらいか。

 エリートを購入した同日に、エマルジョン搭載のフィラーレ(回転繰り出し式)を購入したのだが、万年筆のような重量感のボールペンも中々、でもローラーボールの方が書き出しからなめらかくっきりで、かつ低重心設計特有の走りだしときて、使用機会はこっちの方が増えるかもしれない。

多分頭打ち

 というのも、キャップ系の筆記具は6本(kakuno、アルスター、エリート、コクーン、万年CIL、ZOOM505)であり、これ以上増やすと引き出しの中で熟成させる羽目になるので、メーカ純正のカートリッヂや瓶インキを購入しても、劣化を招くだけではないか、という懸念が出てきてるから。まぁ、サファリはもしかするとアルスターとニコイチさせる関係で購入したり、kakunoもEFが出たらしいので試しに購入することはあるかもしれないけど、そう頻繁には購入しないだろう、ということです。

原稿用紙の話

 少し思う所があって、原稿用紙を20枚ほど購入し、いろいろ書き物をしている。このところ印刷用紙に印刷された似非原稿用紙しか使っていなかったこと、万年筆が文字通り滑る紙というと澪ペーパーのレポートパッドくらいしか使用していなかったが、これがまた澪ペーパーとは比べ物にならないほど滑る。久しぶり、と思って筆を滑らせた瞬間に滑り過ぎたりと、まぁこれほど書き心地が良かったのかと驚嘆した。

 そしてこの最中に思ったことだが、もしかしてエリートはEFを買えばよかったのではないか、という思いがよぎる。やや寝かせて筆記体を書いてるときに字幅に妙な違和感を覚え、kakunoMニブで書いた筆記体、それと普通のひらがな・漢字を書き比べてみたものの、やはりFのはずにMの様な太さがある。コクーンFニブとも比較したが、どうも太い。客観的には同じに見えると言われたが、まだ分からないのでもう少し使ってから再評価しようと考えている。

遂にエリート95sを買った

 早いもので7月ももう終わり、結構虚無感の中で過ごした日が多かった。そんな中でもやはり筆記具というのは格別で、手にした瞬間から一瞬の満足感とそして書いて分かるそれぞれの個性がある。つまり、またしても新しい筆記具を手に入れた、という事である。

遂にエリートを買う

 勿論かのエリートSでは無い。復刻版にして以前から欲しかったエリート95sである。散々ブラックかディープレッドかで店頭で迷ったのだが、エリートとしての個性があるブラックと、元のエリートには無いディープレッドという(しかもキャップはブラックではなくシルバー)新しい個性を、どちらを受け入れようかで最後まで悩んでいた。

 最終的に、ディープレッドを選んだのだが、やはりショートタイプだけあって重量が軽い。まずここがコクーンとの大きな違い。やはり重さに任せて書くのも良いものだが、それはボールペンの方に譲った。次に14Kであること、これは想像より柔らかかった感じで、流石にYouTubeで754万回再生されてる某動画ではないものの、鉄ペンよりはずっと強弱が付けやすいように思う。

 そして、最大にしてねじ式とも違う利点を挙げるならば、バネカツラ方式に依るスムーズなキャップの開け閉めだろうか。動画では見たことがあるのだが、実物を手に取ってみると確かに音が無い。コクーンでは毎回響くパチーン!という音が無い。これなら気兼ねなく教室でも使っていける、人の邪魔になるかどうか窺わなくても済む。

いざ仙台

 これを購入してきたのは仙台アエル4階、文具の社という文具店(なのか事務用品店なのか)であったが、地方の文具店と違って大規模で、また様々な筆記具も展示されてあった。その中だと、やはりシルバーンと#3776 CENTURYが印象的だった。前者はエリートと同じペン先であるし、スターリングシルバーの胴軸がかっこいいというか、美しいオーラを出している。後者はプラチナの代表的製品であるし、こちらはいろいろカラーバリエーションがあったんだなぁ、と思った。

書き味

 それから少し書いたりしているが、やはり金ペンだけあって書き始めの紙に当たる感触が柔らかいというのと、アルスターでも思ったことではあるが実際軽いけれど、書いてるとそんなに違和感はない(尤も、オールキャップ&胴軸アルミとキャップだけアルミを比べるのはやや間違っている)。但し、エリートは自分から書き出そうと動かさないと滑っていかない、という違いもある。

 何にせよ、結構面白いペンであるように感じたし、これから書き癖に合わせていけると思うと、今から先が楽しみに思う所である。一応これが前編で、後編では他方のボールペンの話題を取り上げる。

やっと梅雨入りしたけどもう辛い

 どこに住んでるかバレそうだが,漸く梅雨入りになり,徐々に毎日が辛くなってきた.6月は結局まともな事は何一つやってなくて,ただただぼうっと週末が4回来て終わった感じもする.

月末

自転車

 確か自転車を持ってきて,チェーン洗ってから注油してまた持っていく,ということをしていた.といっても,AZのクリーナーセット使ってただけだが.とりあえず,分かったことがある.

  • 夜に持ってくるべきではない

 主に羽虫みたいなやつの大群に襲われるので,現実的ではない一方,交通量は帰宅ラッシュが終わった後なので楽だった.どっちをとれば良いかは考えれば分かる.

  • 定期的にやるべき

 これも当然と言えば当然か.いや,チェーンの側面の錆び取りに時間を割くわけにはいかないので,直接関わりがあるコマとギアが噛み合う面だけ錆び取りをする.しかし面白かった.同時に折りたたみの方も洗って注油したが,こっちはよく洗ってよく乾かしたにも拘らず,いつまで経っても注油したオイルが即切れているのか,ものすごい引っかかりを感じる.こっちはちょっと考えてる.

 左肩の関節がゴリゴリ言っててものすごい違和感があるが,医者行くのに時間取られるのもなぁ.

DAP

 月一のバックアップを取って,ついでだからとフォーマットしておいた.ちょっとは容量増えた感じがする.デフラグできればもうちょっと楽になんのかなぁ.
先月から増えた曲は殆ど無くて,1,2フォルダが追加されて聴かなくなった5フォルダをストレージに送った.それとウォークマンのAとかいうモデル,PLENEU Dと同じくらいの価格帯なので少し気になってる節はある.

6月全体として

Vim

 今までやってこなかったが,先月からUSBメモリにKaoriyaさんのZip版のVim/GVimを入れて使ってみている.ついでなので今までの7.4.x系から8.0.x系に上げた.少しはプラグインの管理がしやすくなったのかなぁ.Windows系のx86/x86_64とかバージョンに係わらず使うことが前提だが,x86版はまだ未整備であるし,そもそも使う機会が無いだろう.プラグインは相変わらず変化なし.ただし,Vimは実質的に使わずGVimだけを使うのが殆どと思われるので,gvimrcもその前提のもとに書き換えた.あと,fencだかencだかをutf-8にしないと日本語文字(多分Shift-JISとかでエンコーディングされたファイル,という事なのかなぁ)を含むファイルがすべて文字化けする現象に見舞われたが,ファイル側のエンコーディングを変えると他人に共有するファイルを書く時に支障が出るので,そのままにした.おかげでメニューが使えず,コマンドだけは覚えやすくなっている.良いのか悪いのか,まぁどうせ使える人間周りに居なさそうだから良いけど(そして彼らは大抵GVim以上にGUIに媚びたエディタを使ってるだろう.否定する権利は無い).
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 GVimというより,もうViを操作が出来てMolokaiで表示できるならもう何でも良いのかもしれない.但し重いやつは勘弁.

次の万年筆とラミー・アルスター

 さて,コクーン購入から約2ヶ月,アルスター購入から約3週間程経過したので所感をば.結果から言えば,舶来品EFの方がずっと書き易い,という所です.たしか国内Fと舶来EFは大体同じくらい,というのは聞いていたのですが,国内Fって言っていいのかよくわかりません.Mは書いたことないのではっきりとは言えないのですが,それほど大きくはないのでMFくらいかなぁ.

書き味

 コクヨレポートパッドU罫・澪ペーパー基準ですが,書き味がなめらかなのは,やはりアルスターEF.かといって字が下手すぎると言われて10年ちょいの私が,字をより細かく丁寧に書けるかというとコクーンFに軍配が上がります.画数が多い漢字はやはり国内の方が良いということなのでしょうかねぇ.鉄ペン・鉄ペンと来たので次は14金ペンのエリート95sのMを買おうと思っているのですが,果たして今までがあの通りなので,間に適当なMの万年筆を挟んで使用感に慣れる方が良いという考えも捨てきれない.

エリート95sである理由

 なぜエリート95sか,という理由ですが,やはりショートタイプの万年筆だから,という所です.元々地方の癖に普通自動車免許の取得もままならないクソ視力ですが,自転車は一応運転できる程度に視力を上げてはきたので,自転車での移動・通学が多いということが背景にあります.コクーンをバックパックのペン挿しに挿してたらインキ漏れが発生して指がまっくろくろすけになり,それを受けてアルスターはワイシャツの胸ポケットに挿しています.ロードとか普通にクロスでもない(そもそもタイヤがKENDA・COSMOSだからアレ)ので,速度や交通量の関係上やむなく歩道を走る必要性が出てくる箇所もあります.たぶんそういうのの段差とかも一因ではないかと考えている所です.

 さて本題ですが,ショートサイズであることが大きい理由ではあるのですが,それ以外にもあります.コクーン・アルスターどちらもキャップは嵌合式なのでキャップを嵌めたときに「カチッ」という音がするはずです.一方,エリート95sはその音が出ないのか,本来前者で見受けられるキャップの溝がありません.バネカツラ式というらしいのですが,このスムーズなキャップの開け閉めが出来る事,あとは特徴的なペン先のニブの露出が良い.嫌に古めかしい訳でもなく,控えめでもない,シックな質感をしているというのが感想です.またショートサイズ故の携帯性の良さ,能率手帳NOLTYや測量野帳を使う都合で必要になる,直ぐに筆記状態に移れることも良さげです.

アルスターは

 一方アルスターは,というのももうひとつの本題です.既に前回コクーンについては触れたので,現在外出先でもよく使用しているアルスターについていくらか.なおコクーンは前述の事情からお家で活躍中です.

 舶来EFと国内Fは感じが違う,というのも前述の通りですが,それ以上になめらかさが違う.サファリというと音ゲーマーとしては (「・ω・)「がおー の方を連想してしまいますが,アルスターの下位バージョンみたいなもので,軸とキャップが樹脂製であることが特徴でしょうか.樹脂製であるが故,スケルトンモデルとかもあって,インキ沼に嵌りそうで怖くて手が出せていません.サファリ・アルスターともにグリップはくぼみが入れられていて握る位置を示してくれていますが,これもあるのか,筆記時の角度は固定できるようになりました.楽.

 最初届いたときは,アルミということで軽すぎるんじゃないのかなぁ,とも思っていましたが,いざ書いてみるとそんなことは無く,コクーンよりやや高重心かな,という程度です.コクーンは胴軸に重みがあるのに対し,アルスターはキャップに重みが集中しています.またペンポイントもコクーンFよりは大きいのもあり,英単語練習とか漢字練習はもう万年筆,特にアルスターじゃないとやる気も起こらなくなりました.書いて覚える他に手段を考え付かない事と,書いていくほど楽しいというか,書くのが楽しい筆記具ですることがこんなにも楽しいとは思いませんでした.中学生の時に渡してやりたいくらいです.また万年筆特有の特に力を入れる必要のない筆記感,あれもシャーペンやボールペンと違って下手に疲れることがなく楽で良いと思います.鉄ペンでこれだからな.

まとめ

 長々と書いてきましたが,つまり現在使用しているアルスターはかなり楽に筆記できること,一方で鉄ペンを2本使ってきたので,次に買うなら金ペンにしようかなぁ,と考えています.ただニブをMにするかどうかがまだ残っているので,そこは検討の必要があります.