X13s購入から1か月半くらい使ってみての感想
CPUぱわーッ!など
最近のIntel第13世代CPU、一般人で誰がそんなメニーコア使うんだよって思っていたのですが、せめて8スレッドは確保したいですよね。
そんなあなたにおすすめなのが、この8コア8スレッドのsnapdragon 8cx Gen3でございます!
…というのはさておき、Pコア4つ、Eコア4つという12世代Intelコアに似た(というかこっちが本家ですが)構成のSoCを積んでます。ゲームとかはさすがにできないけど、普通にブラウザのタブ100個くらい開きながら諸々の作業をする分には問題ないです。
ただこれはメモリを標準の8GBから16GBに変えているというのもでかいと思いますが。32GBも一応CTOで選択可能ですが、そこまでたくさんメモリあったところでこのPCにはオーバースペックかなと思い16にとどめました。 ただ完全シャットダウンを行い、ブラウザやスターットアップのアプリケーション含め何も起動していない状態で起動直後のメモリ使用量が6GB/16GBなんですよね。最近のWindowsが重くなっただけなのか、それともおま環なのか、またまた何か裏でかなり動いているのか…よくわからないですが、とにかく起動直後でもそれなりにメモリを食べています。
ファンレス
このPC、ファンレスです。常時ラインナップされるThinkPadにしても珍しいと思ってるのですが、SoCが特殊なせいかファンレスでもほとんどの場合は気になりません。
露骨に熱いと感じるときは、例えば普通のノートPCでも重たいであろう処理をぶん回しているときか、もしくはx84/x64アプリケーションだがプログラムの書き方が愚直すぎて、明らかに処理が重たくなっているときくらいですかね。もちろん…というべきか自分で書いたプログラムもこういう感じになるので、もっと効率よく書きたいとは思う今日この頃です。
重量ほか
重量は割と持ち運びやすい印象。公称1.06㎏だったと思うけど、それ以上に軽く感じるのはやっぱり画面が16:10な影響もあるかも? 画面サイズのわりにサイズが小さいので、持っているバッグのほとんどにもすっぽりと入るのは好印象。
IME問題
google日本語入力は対応しているが非対応
Win11からx64アプリケーションの互換性が上がったため、Google日本語入力などのIMEもインストールしやすくなった。その一方、大体のアプリケーションで日本語入力はできないという点が気になる。。。。
例えば、メモ帳からnvim、ブラウザに至るまで、基本的に日本語入力はできず言語モードも英数入力のみに限られる。唯一日本語入力ができることが確認できたのは、エクセルのファイル保存時のダイアログのみ。
ということで、Googleが対応してくれない限りARM64での日本語入力は絶望的と思った方が良いのかもしれない。他のマシンではどうなのかわからないけど…
ローマ字入力→半角入力がたまにできない
ということで、仕方なく不自由なMSIMEを使っているのだけど、これがまた曲者でローマ字入力から英数入力に入力モードを切り替えた時、ごくまれに全角入力でしか入力できなくなる時がある。 何度か入力モードを切り替えていると直ることもあるとはいえ、現状ではそうなったら再起動するしか手段がない。
そもそも日本語キーボードにしても英語キーボードにしても発生する問題なので、根本的な解決策はEisu
キーで入力せずにAlt+~
キーで入力モードを切り替えるほかない模様。これではあまりにも不便なので、大体案を探してみることに。
alt-time-ahkを使ってみる
そこでネットの広大な海を漁って出てきたのが、AutoHotkeyのス亜クリプトを使ってAlt
キーを押すと入力モードを切り替えられるアプリケーション。左のAltが半角入力に、右のAltがローマ字入力になるというシロモノで、ひとまずこれを使って入力モードを切り替えてる。
開発字の熱き想いが個人ブログに書かれているので、ぜひ覗いてみてください!(笑)
筐体デザイン・キーボードなどハードウェア全般
最近のThinkPadはMacにみられる楔型デザインが多かったのだが、個人的にはパームレストに負荷がかかること自体が生理的につらい。というのも、重みで薄い部分がたわむんですよアレ。
ということで、2022年モデルのThinkPadが発表されたときにいっちゃん気になっていたのが、このX13sとZ13の2つ。いっちゃんとか言いながら2つじゃねーか!という突っ込みは置いておいて、この2つに共通するデザインが「筐体がクサビ形デザインでないこと」なんですよね(正確にはZ13/Z16は若干クサビ形っぽくクビれている)。
んで、そのほかのThinkPadがクサビ形というのを見るに、次買うならこのどっちかだと思いまして・・・結局AMDには嫌な思い出しかないので、どっちも薄型で、クサビ形ではなく、そのうえインターフェース数もほぼ同じとくれば…X13sにしたというわけです。結果的にIME周りで苦しんでるけど。
そしてキーボードももろちん英語配列を選択。赤ポチ+英語配列の絶妙な打ち心地のキーボード、というのが自分の中では一番使い勝手がよくストレスなく打鍵できる環境ですが、このブログ記事は外付けの垢軸キーボードで書いております(笑)
大体こんなところですね。残りはThinkPad X1C Gen9の記事でも書いたので、詳細はそちらをどうぞ。
なお、BIOSで時刻の変更ができないとか、電源ボタンがちょっと重めでどこかに噛んでいるのではと心配になったりしますが、ほとんどは許容範囲内だと思います。ネタ敵なノリで買ったにしては満足度は高いです。