kotonoha_pcg@気ままに雑記

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VSCodeがなぜメインのエディタになったのか

VSCode

 確かVSCode、結構負債感があるってTwitterに呟いたのは相当前なんですが、 去年なので2018年の初めには普通にメインのエディタになってました。

 元々エディタはUbuntu使ってた影響からVimばっかりだったんですが、なんでメインのエディタとして定着するに至ったか 書いていきたいと思います。


1. 軽い

 流石にVim程軽くはないんですが、利用用途考えると、このブログの原稿を書いているときとか、 普通にコーディング、CADのファイル修正、というようなことしかやっていないので あまり重い作業をやらないというのが真っ先に上がります。

 そもそもUbuntuでは端末エミュレータで作業して、そのままVim開いてその中でコマンド叩くのを普通にやっていましたが、 Windows環境だとcmdが補完無しとか表示が複雑とか言った理由でやらなくなったのもあります。 Vim:terminal コマンドが入ってからはまたマシになったのですが、相変わらずいろいろプラグイン導入しないと 使いやすいとまでは行かず、そもそもやることが昔よりもリッチになってきたので代替エディタを探してました。 Sublimeとかも2014年頃は使ってたりしたんですが、これも拡張機能入れないとあんまりVimと変わらなかったので無しにして、 結果的にzipでポータブル版もexeでインストーラも提供されているこれにした、という経緯です。

 実感はあんまりないのだけど、特に今はバックグラウンドで色々動かしながら書いているのでRAM986MiBと若干増えたかなぁ、というところですが、 タスク作ってビルドして、なんかをやったりすると圧倒的にIDE起動しておくよりも軽い上、 デフォルトでMarkdownのプレビュー使えたりしてるので選んでる側面が強い感じです。

2. 統合ターミナル

 たぶん他のエディタとかIDE(IDEAとか?)でも設定できるとは思うんですけど、この環境の中だけでもGit付属のmingw、 WSL、cmd.exe、PowerShellとまず4つから選択できるのが大きいかなぁ、と。 今日だとdmdmingw付属だとどうもうまく動かない、というのが分かったのでWSLのbash.exeにしたりしましたが、 Ubuntu使ってた頃と同じ慣れた環境なのでかなり楽です。デフォルトはcmd.exeなので、変更はしないといけないんですが。

3. いつものツール

 抽象的すぎますが、拡張機能次第でいつも通りの環境を(設定の手間さえ除けば)どこでも使えるようにできるのが大きいと思ってます。 特に、Vimに慣れたのもあってVimキーバインドが無いとテキストの捜査速度がちょっと落ちるんですが、 VSCodeVimのように入れるだけで少なくとも自分には必要最低限のバインドが入るのもあったりするし、Emacs用のものもあります。 これも間違いなく2年近く前よりは使いやすくなっています。

 他では、Git拡張やGitLensなんかは良いです。というかこの2つはセットで使うものかなぁ、と思ってます。ブランチごとにコミット追えたりするし。 また、一時期ArduinoやProcessingなんかを一日の1/5くらいは書いていたのですが、ポータブル版でも同じ拡張機能と設定ファイル入れておけば、メインPCが無くてもBitbucketから引っ張ってきて作業するのが楽にできたり、 Debugger for Chromeでもともとついてるけれどもそのままだと若干使いにくいChromeのデバッガをラップするものもあったりと、 エディタでありつつIDEのように扱えるのが使ってて楽しいのは大きい。


 結局、負債がどうのこうのは相当前だったのとWindows版じゃなくてLinux版だった上、自分がそもそもの操作に不慣れだったのが主な要因だった気がしてます。 今メインのPCに入れてるのはWindowsのInsiders版なんですが、数か月前はターミナル周りの調整があったりと日ごと週ごとに変化があって面白いと思いながら使ってます。 AzureなんかだとCLIからでも利用できるらしいというのをどこかで聞きましたが、少なくともGUI上ではエディタの第一候補にして使い続けられるくらい快適です。