kotonoha_pcg@気ままに雑記

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HardstyleからMetalへ

 なんとか職を見つけて…いや違うか、拾ってもらって今の職をやってる訳だけど、どうにもメタラーばかりの職に就いてしまったらしい。別にこれは悪いことではなく、ある意味良いことだった。 前にHardstyleにどうやってハマっていったのかは書いたことがあるけど、どうやってメタルからHardcoreに遷移していったのかはどこにも書いたことがなかったと思う。なのでこの気持ちを忘れないうちに書いておこうと思った。

いきなりメタルの世界へ

 この前飲みながら話していると、HRからHM、メタルの世界へ入った人が結構比率高くて、その時点で意外な疎外感を感じてしまったりしたのだけど、僕自身はいきなりメタルに入った。といよりも、ドラムの重低音、特にツーバスを求めてメタルに傾倒していった、というところが表現としては実に正しいだろうか。最終的にはメロスピにハマったものの、それでは欲求を満たせずEarlyRaveとかに立ち入っていくわけだが。

さて、そこで気になるのは最初に聞いたメタルは何か?という話。で、これは記憶が確かならば、という話になってしまうのだけれど、確か筋肉少女帯のイワンのバカだった気がする。当時、ニコ動を徘徊していた俺は、謎の感銘を受けてオザケンからメタル寄りの音に移行していた。その中で最初に出会ったのが、いわんのバカだった、という経緯。 イワンのバカから始まったメタルは、みんな大好きEmerald Sword、Eagle Fly Freeなんかのいわゆる"クサメタル"に移行していく。この2曲も今でも歌えるくらいには歌詞を覚えたんだけど、とにかく当時は歌詞を覚えるのが大変だった印象がある。日本語歌詞を覚えるよりはまだ簡単とはいえ、その速さに口がついていけないのだ。つまり、頭では歌詞を理解していても、発語が間に合わないのである。それで2,3か月は大変だった。

クサメタルからメロスピ

 当時、俺が聞いてたHellweenやラプソディは、聞き続けるうちに"メロスピ"と言われているらしい、というのがわかってきた。そしてHeavenlyにどっぷりと浸かっていく。  Heavenlyはフランスのメロスピバンドで、とにかく異臭騒ぎに定評がある。いろんなバンドやメタルに留まらないであろうとこからリフやメロディーを持ってくるので、とにかく聞いていて飽きなかった。

人生で初めて買ったフルアルバムも、実はHeavenlyだった。えっちなおねーちゃんがジャケットに描いてあるOde to Joy。この初アルバム買いから、どんどんと音楽にのめり込んでいったのだと考えると、このバンドとの出会いは運命的なものだったと考えざるを得ない。それくらい衝撃的だった。

最終的にX、ソナタアークティカ、ストラトヴァリウス、ガルネリやSEX MACHINEGUNSなんかにハマっていき、毎日狂ったように聴き続けた。その1年前に浪漫飛行を気が違ったと思われるほど熱唱していた人間が、であるからにして親からは狂ったのかと本気で心配されたような記憶がある。

メロスピでいうと、やっぱりソナタ8th Commandment、そしてそれが収録されたアルバムEclipticaなんかとか、Xなら紅、Silent Jealousyあたりを聴いていたような記憶がある。最終的にはアラームでメタルを聴き、登校中にメタルを聴き、昼休みにメタルを聴き、家に帰って爆音でメタルを聴く有様だった。

メタル崩壊、そしてHardcoreへ

 ここまでいろいろとメタルを聴き続けた、という話をしてきたけど、結局はよりツーバスを超えた「何か」が欲しくてメタルから離れていった。Early Raveの登場である。そしてそこをある種の原点として、HappyHardcoreやNu Styleにハマっていくわけだけど、これはどこかで描いたような記憶があるので省略。とにかく、楽しかった時代は終わって本当に楽しい時代が来たのだ。

それでも、メタルのスピリットは残り続けていた。それが、今月になってメタル熱が再燃した最大の理由だと思う。色々あったにしても、ここまでメタルを聴きだすようになるとは自分でも見当が付かなかったし、予想もしていなかった。家から持ってきた機材は基本的にHardcore/Rawstyleを聴く用だったから、メタルのような中音域も要求されるような機材はない。なんとかEQをいじってSpotifyを漁るのが精一杯である。

 だからこそ、なんとかしてメタルを聴き続けたいのかもしれない。あれが人生の転換点、あの時代がなければ今の自分が存在しないのではないかと思えるくらいの衝撃とインパクトで埋め続けられた日々、周囲に理解されないながらも自分の中ではコアになり続けた曲たち…。それが今の自分を支えているのだろうから。